実験による検証

  ここまでは，計算機上のシミュレーション結果であり，実際に本研究で提案した設計手法が有効かどうか分かりません．そこで次に，実際に構造物を作成し，その周波数応答を測定してみました．その結果が図6です．これまでと同様，青の破線が設計前，赤の実線が設計後のものを示しています．シミュレーションの結果には及ばないものの，周波数応答の最大値が下がっていることが分かります．

  この結果から，本研究で提案した設計法が実際に有効であることが確認されました．

図 6: 時間応答： 設計前と設計後